映画を作りながら考えたこと

スタジオジブリ長編アニメーション作品『火垂るの墓』、『おもひでぽろぽろ』、『平成狸合戦ぽんぽこ』、『ホーホケキョ となりの山田くん』、『かぐや姫の物語』など数多くの作品の脚本、監督を務めた高畑勲。彼が映画を作りながら考えたことを、諸雑誌に載せた文章・対談・インタビューなどを作品発表順に紹介。脚本家・山田太一氏ほかとの対談も収録されています。
「パクさん(高畑監督の愛称)は、大ナマケモノの子孫です。」と27年間コンビを組んで来た宮﨑駿監督に言わしめる、「高畑アニメ」の舞台ウラ!

商品説明

●目次●
1955 影繪
     ●映画音楽と早坂文雄の死
1968 太陽の王子ホルスの大冒険
     ●何人ものホルス
1971 長くつ下のピッピ
     ●『長くつ下のピッピ』スタッフへの覚え書き
     ★いろんなルパンがありまして…
1973 アルプスの少女ハイジ
     ●名作路線の出発”テレビでなければできなかったこと”
1976 母をたずねて三千里
     ●”母をたずねて三千里”取材旅行報告書及び決算報告
     ●逃がした魚は大きかったか?
      「母をたずねて三千里」再編集顛末記
     ●主人公たる資格に欠けたマルコ
1979 赤毛のアン
     ●「感じでてるなァ」といえる絵
     ●「赤毛のアン」製作の全貌に迫る
1981 じゃりン子チエ
     ●「じゃりン子チエ」の制作を終わった今
      <座談会>大塚康生・小田部羊一・高畑勲
     ●ほんとうに”大衆に奉仕する”娯楽作品を作ってもらいたい
      がんばれ中国アニメーション
      <座談会>大塚康生・宮﨑駿・古川タク・高畑勲
     ★あふれんばかりのエネルギーと才気
1982 セロ弾きのゴーシュ
     ●青春映画としての「セロ弾きのゴーシュ」
     ●実写とアニメーション<座談会>山田洋次・佐藤忠男・高畑勲
     ●大藤賞を受賞した「セロ弾きのゴーシュ」
     ★パクさんのぽけっと
     ★人生の兄貴分
     ★「リトル・ニモ」への挑戦
     ★密室をぬけだしたい
     ★ノルシュテイン会見記
     ★ユーリ・ノルシュテイン その作品について
1984 風の谷のナウシカ
     ●映画「風の谷のナウシカ」の基本設定をめぐって 対談・宮﨑駿
     ●「風の谷のナウシカ」映画化に際して
     ●ぼくがプロデューサーをひきうけてしまった理由のいくつか…
     ●「ぼくは”助っ人”プロデューサーなんです」
     ●「海の神兵」の技術と内容をいまどう”見る”べきなのか?
<討論会>大塚康生・高畑勲ほか
     ★モスクワでみた「ロマ・忘れられた友」と「ぼくの旅立ち」
     ★作画家森康二氏
     ★政岡憲三が日本のアニメーション界に残したもの
<座談会>森やすじ・小田部羊一・高畑勲
1986 天空の城ラピュタ
     ●現代人全体への友愛の物語
     ★若いアニメ演出家へのノート
     ★しあわせな出会いー久石讓と宮﨑駿
1987 柳川堀割物語
     ●一本の小川 私たちはなぜこの映画を企画したか
     ●柳川で学んだことー映画「柳川掘割物語」
     ●なぜ柳川掘割物語をつくったか 映画づくりの中で学んだこと
     ●映画「柳川掘割物語」シナリオ
1988 火垂るの墓
     ●「火垂るの墓」と現代の子供たち
     ●清太と節子の見た”八月十五日”の空と海はこの上なくきれいだった
対談・野坂昭如
     ●人間を再発見する力
     ●吉田小学校四年三組のみなさんへ
     ●「モロトフのパン籠」の謎
     ●すばらしい幸運
     ★さわらぬ”カク”にたたりなし
     ★映画を作りながら考えたこと
     ★ふるさとの明日を語ろう 対談・大林宣彦
     ★美 私の一点 眼差しを交すよろこび
     ★至福の書
     ★国境 BORDER 1939 「ぼく」をさがしに
1991 おもひでぽろぽろ
     ●映画「おもひでぽろぽろ」演出ノート
     ●これからの時代を切り開いてゆくヒント
対談・山田太一
作品リスト
大ナマケモノの子孫 宮﨑駿
あとがき

商品情報

サイズ B6判/ページ数 497p/高さ 20X14cm
重量
素材・材質
メーカー・作家 高畑勲
生産国
注意事項

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